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高齢になり骨粗しょう症になると,若い時と比べて骨が脆弱になってしまいます。そのため、転倒すると大腿骨頸部に外力が加わり骨折を生じやすくなります。
大腿骨頚部骨折と大腿骨転子部骨折を受傷すると,歩行能力が損なわれてしまいます。
手術を行わないともう一度歩けるようになるのが難しいことが多いので,ほとんどの場合に手術が必要になります。歩行能力の回復には受傷前の歩行能力と年齢が大きく影響すると言われています。受傷前によく歩けていた人は,より回復しやすいということです。
しかしながら,すべての患者さんが元通りの歩行能力を獲得できるかといえば,残念ながらそうとも言えません。大腿骨頚部骨折や大腿骨転子部骨折では,受傷前に屋外活動を一人で行うことが可能であった患者さんでも,半年から1年後に元通りに近い歩行能力を獲得できるのは,全体の50%程度と言われており、本人のリハビリテーションに対する努力や家族の励ましが重要となります。
ヘルスケア治療院では退院後の機能訓練を行っております。お気軽にご相談ください。
【経過】
転倒により左大腿部頸部骨折後、人工股関節関節置換手術。リハビリを経て退院。
【症状・状態】
手術後の股関節の運動時痛を訴え。両下肢に筋力低下が認められる。起立動作は手すり等を持ちいて行い、歩行は歩行器を使用して自宅のベッドからトイレまでの移動が行える程度。
【施術内容】
マッサージにより固くなった筋肉の柔軟性を改善し痛みの軽減を図る。
脱臼肢位に気を付けながら関節可動域訓練および筋力訓練を行いました。
施術開始から6か月経過し現在は杖を使用して室内を移動できるようになり、術後の運動時痛も軽減することができました。